「selfie shot」と「close-up」などの視点を表現するプロンプトには、後ろに of + 主語を指定しましょう。理由としては、誰や何に対してのクローズアップや自撮りなのかを明確にする必要があるためです。
プロンプト例
selfie shot
selfie shot of a woman sitting on a bench in a park
まれに、スマホからの視点ではなく、スマホを持って自撮りをしている女性の姿を生成してしまうことがあります。その場合は、「pov(視点)」をプロンプトに追加してください。「pov, selfie shot of a woman sitting on a bench in a park」
close-up
Close-up of a coffee cup, various dishes on the table
「close-up」は基本的に of + 主語 の形で使えますが、さらに具体的なモノやパーツを後ろに指定することで、より狙った特定の部分にフォーカスを当てた画像が生成できます。たとえば、食卓に並ぶ料理のなかで、コップだけに着目したい場合、「close-up of a cup of coffee」とすることで複数の中からコーヒーカップにフォーカスします。
カメラアングルを使えば臨場感のある画像を生成できます。そのためには、「first person view of a man's hands」を指定します。性別は「man's」でも「woman's」でも自由に選べます。「hands」は没入感を高めるための要素です。
「first person view of a man's hands」を使えば、高級車のハンドルを握り、自分が運転しているかのような臨場感のある視点を作り出せます。
プロンプト例
車を運転しているシーン
first person view of a man's hands, gripping the steering wheel, driving a sports car, mountain road
このようなシンプルなプロンプトであれば、車を運転している主観視点を描くことができます。
プロンプトの問題
プロンプトが複雑になると、意図しない人物が増えたり、手が増えてしまったりと思い通りの画像が生成できなことがあります。シンプルなプロンプトの場合は、「first person view of a man's hands」を使用しました。しかし、少しプロンプトが増え、複雑になるとAIが間違った認識をしてしまう可能性が高くなります。
first person view of a man's hands, sitting on a mountain peak, looking at a vast valley with snow-capped mountains, holding a water bottle, rocky ground underfoot, vibrant sunset, photorealistic
「車の運転シーン」で使用した「first person view of a man's hands」で「山頂から絶景を眺めているシーン」の画像を生成しようとしたところ、横から手が入ってしまいました。
このように、横から手が入ったり、第三者の男性が入ってしまう原因は of の後ろの a man's が他の人物と認識してしまっているからです。つまり、「first-person view」と「a man's hands」という組み合わせにより、AIが「観察者(自分)」と「第三者(男性)」の両方(2人)の手という認識をしてしまうのです。その結果、主観視点は維持されているにもかかわらず、第三者(男性)が写ってしまったり、横からボトルを持っているように写ってしまうのです。
成功例
first person view of sitting on a mountain peak, looking at a vast valley with snow-capped mountains, holding a water bottle, rocky ground underfoot, vibrant sunset, photorealistic
次に成功例を紹介します。
先ほどのような失敗を避けるためには、「first person view of a man's hands」の「a man's hands」を削除し、「of sitting」に変更します。
このように、あえて人物を指定せずあいまいにして、「of sitting」という形にします。
プロンプト内で第三者の男性を明示しないことで、AIが意図していない人物を描写してしまうのを防ぐことができます。特に「holding a water bottle」など人がものを持っているときは、誰が何を持っているのかを一致させましょう。
今回の例では、「a man's hands」を削除することによって、「first person view of sitting (一人)」がボトルを持っているという状態を明確にしています。
主観視点を描く際は、プロンプト内に第三者(男性)が登場していないかを意識して作成するのがおすすめです。「first person view of a man's hands」もしくは、「first person view of シーンの詳細」をベースに様々なプロンプトを作成してみてください。
A distant wolf's howling at the edge of the cliff, more detailed in the dark night, illuminated by dim moonlight and swirling aurora. Surrounded by shadowy snow-dusted forests and woods, longer stance, The wolf shape is distant, the background is large.